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(120)リーマンの悲劇

私の知り合いが、自分に内緒で連れ合いとその親とで株を買ったり土地を買ったりしていることがわかったと激怒していた。何故わかったかと言うと、株の暴落で損失が出て証券会社の人が電話をしてきたかららしい。リーマンブラザーズの経営破綻が、こんなところにまで影響を与えるなんて、罪なことをしたもんだと思う。

店で仕事をしながら貧乏人のおぼっちゃんに、このことを話すと、「大変やなあ・・リーマンのせいで。オレは、内緒にしてることなんか 何にもないけん安心してよ。」と言った。
おぼっちゃんが、得意げに言うので、私は、

「内緒がないんじゃなくてアンタは、かいしょ(甲斐性)が、ないんだろう」と応えた。

おぼっちゃんは、

「ええ返しするなぁ。 ピカイチやなあ。」

と、甲斐性がないと指摘されたことなど頭にないようだ。

違う日に、おぼっちゃんは自分のことを、
「こんな エエ人は、おらん。大船に乗った気でいたらいい。」と
寝ぼけたことを言っていた。

私の返しは、「大舟じゃなくて、泥舟だろ。ほのうち、跡形もなく沈むわ。」だった。

もちろん、おぼっちゃんは、「ええ、ツッコミじゃあ。」

・・・あいかわらず、どうしようもない・・・

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