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(55)目指すは・・・

  犬のクロ13歳女の子、ちょっと前から 勝手口の敷物の上に座りだした。     家の中にお尻を向けて外を見ながら座っている。 貧乏人のおぼっちゃんが、クロに話しかける。「クロ、お前は何を目指してるんな?」   

何日かたって、私たちが居間に居るとき廊下からパタパタという音が聞こえた。クロの足音だった。おぼっちゃんが、言う。「わかった、クロの目指しているもの。座敷犬を目指しているんやなぁ。りっぱやなあ、この年から新しいことに挑戦するとは・・・偉い!」

いつものように私は思う。アンタも充分偉いと。

クロと一緒で その年で  カカ、クリスティアーノ・ロナウド のようなトリッキーなプレイがしたいと運動場で練習しているんだものね soccer 

                Kuro_2                          Kuro2_2                                                                                                                  

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(54)久しぶりの・・

貧乏人のおぼっちゃんが久しぶりに四国放送の朝の番組に出た。プロデューサーの方が音楽ファンで、今までに何度かおぼっちゃんが取材されたテレビ番組を見ていて、おぼっちゃんに是非取材をしたいと今回の話になったようだ。朝6時半から5~6分の枠なのに、カメラマンの方、インタビューの美人のおねーさん、プロデューサーの方 計4名が先週、3時間ほど取材においでてくれた。私が思うに プロデューサーの方の趣味のみが優先された取材だった。インタビューのお姉さんたちは、寒い中 わけのわからないレコード(決してCDではない)やミュージシャンの話を聞かされ本当に気の毒だった。ごめんなさいね<(_ _)>

おぼっちゃんは、県の展覧会で特選を2年続けて取ってから何度かテレビやラジオに出演させてもらった。今までに 徳光和夫さんや井森みゆきさん、北野たけしさんやくまさん、渡辺満里奈さんにも会わせて頂いた。誰でもピカソに出演した時は、私と下の子どもは東京まで ついていった。そこで、久石譲さんの生演奏が聞けたりゴジラ(ガメラとゴジラのゴジラ)にも会えた。このことだけは、おぼっちゃんに少し感謝している。自分の趣味をとりあげてもらって、いろいろな経験をさせてもらい本当に幸せな人だと思う。本人は「やっぱりオレの人柄がいいから・・」と胸をはっての自己肯定であるが。 

大阪の映画に作品を貸してほしいと頼まれたこともある。2人でいつもは魚を載せている軽トラックに作品を載せて地図を見ながら運んだ。ロケでは鳥羽潤さんと大河内奈々子さんと話をさせてもらった。この時の監督や助監督に私は、ときどき連絡させて頂いている。彼らが映画で、私の大好きなV6の岡田くんや佐藤隆太くんを撮るときには私を呼んでねって約束してもらっているので・・・本当に呼んでもらうことが出来たら 私は貧乏人のおぼっちゃんに心から感謝をしようと思っている。

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(53)何じん?

テレビの特集番組を見ながら、貧乏人のおぼっちゃんと夕食を食べていた。番組の中で、食品関係の社長が中国に進出して1番難しかったことは中国人社員に衛生面の教育をすることだったと言っていた。当時社員は髪の毛1本や塵1つ混ざるぐらい、たいしたことないと思っていたり、消毒することも重要なことじゃないと思っていたそうだ。

「これって、一緒やなあ」と私が言った。おぼっちゃんは、私が何度も○○した時はちゃんと手を洗ってとか、何かの袋を開けた切れ端は すぐにその手でごみ箱に捨ててとか、食器入れの戸は開けたら閉めてなどなど ず~~~~~~っと言い続けているけど、出来ないというか 嫌がらせかと思うほど しない。そして、私が注意するたびに「急いどった」とか「お客さんが待ってたから」とか言い訳をする。私は、「戸を閉めたり蓋をするのに1秒もかからんのに」と言うと返事は返ってこない。だから、この番組を見ながら「おたく、中国人だったんやな」と言えば、「うん、オレって中国人だったんだ。今 わかったわぁ。ありがとう、オレに悪気は無いんよなぁ」だって。

私は、本気でコイツは何人だろうと思う。

インドネシアの友達が、インドネシアでは皆のんびりして あくせく働かないよ。楽しいこと考えて殆んどボーとしてるよ。と言えば「おぉ、オレはインドネシア人だった」と言うし、ケニアの友達が、ケニアでは子供は日が暮れるまでサッカーして遊んでるだけ。隣の家の人が、おいしいものを食べていたらラジカセを持って行って音楽を流しながら、ご馳走になったり、雨が降ったら寝ている。何があってもハクナマタタ(問題無い)。と言うと「オレの先祖は、ケニア人だったんだ」と言う。他にもメキシコ人の友達が、メキシコでは お酒と音楽とサッカーに浸っている男の人が多いよと言えば「オレは メキシコ人のような気がする」と言ったり、南アフリカ人やマダガスカル人の友達が、自分のことだけを考えて他人のことなど気にしないし、マイペースな国民だ。と言うと「やっぱりオレはアフリカ系の出身やなあ」と おっしゃる。

私は、どうせなら「ただただ明るいアメリカもおぼっちゃんの出身地に加えたら」と思っている。

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(52)預かりもの

友人が家族で旅行に行くというので、そこのワンちゃん(室内犬)を預かることになった。貧乏人のおぼっちゃんも最近は犬や猫が大好きになってきているので、(というより犬と猫しか相手をしてくれない状態になりつつある)快く承諾してくれた。(というより世話をするのは私なので、オレが決めることじゃないからと言っただけ)

このワンちゃん、家に着いてしばらくの間、私たち家族をじっと観察しているようだった。初めての家に来て心細いのか怖いのか、それとも気に入らないのか吠え続けていた。子供やおぼっちゃんが、「静かに」と言っても全然聞かないし、ますます声が大きくなっていった。あまりに長く吠えるものだから私が、「うるさい、吠えるな」と言ったら、一瞬で吠えるのを止めてかわいい犬ハウスに もぐっていった。

おぼっちゃんが、「ほ~、やっぱり犬でも、わかるんやなあ。逆らったら怖い人が・・・」

「エッ」と私が声に出すや否や、おぼっちゃんも部屋から逃げていなくなった。dog

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(51)めまい

貧乏人のおぼっちゃんが、めまいがして気分が悪いと言う。病院に行ってちゃんと診てもらえばと私が言っても病院は嫌いだからとか寝てたら治るとか言う。

2つや3つの子じゃないんだから(56のおっさんだ)病院に連れて行くことも出来ない。本人任せである。

スッとあちらへ逝ってくれれば問題はないが、寝込まれて困るのは必然的に私。1人で店をしながら、病人の世話をする。2人でしていたものを1人でするのだから効率が悪くなるだろうし病院の費用もかかる。困ったなあ・・・・

私:「掛け捨ての保険にでも入っとこうかなぁ。そしたら入院給付金で、少しは助かるかも」

おぼっちゃん:「たいしたことないから保険には入らんでも いけるわ」

下の子ども:「病院に行きって薦めても自分が行かんのやけん、病気になったら見捨てたらええんで。ほっとき。それより生活費どうするん?」

おぼっちゃん:「え~。見捨てんといて。治るかもしれんでぇ・・」

私:「もちろん、どこか就職するわ」

下の子ども:「年齢制限であかんだろ?」

私:「文句いわんと させてくれる仕事を探して働くわ。きっと店を続けるより収入はいいと思う。」

おぼっちゃん:「この人は、スゴイぞぉ。たくましいぞぉ。何してでも食べていけるぞぉ」

えっ? 何、この人?rain 何考えてるん? 

私を褒めてる場合じゃないでしょう・・・自分が今しないといけないことを考えてほしいわsad

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(50)新鮮

貧乏人のおぼっちゃん、ごはんの度にテレビを見ながら相変わらず同じことを質問するので私と子供たちは閉口している。

今日も先週見た番組なのに、「これって、何?」とおぼっちゃんが、また聞いてきたので「何回見ても初めて見るみたいで、楽しそうやなあ。いい人生やなあ」と嫌味で返すと、

「そうじゃ、毎日が新鮮!ええぞぉ。何回も楽しめる。」だって。

子供が「それって、毎日おんなじことで感激してたら 前へ進まんでぇ。おかしいじょ」

おぼっちゃん:「う~ん、そうかぁ。ほんなこと考えたことも無いなぁ。」

今日も能天気に生きているおぼっちゃんである。bell

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(49)売上

私:「お店の売上が悪いなあ」

貧乏人のおぼっちゃん:「日本全部が景気が悪いんだから、しょうがないわ」

私:「ほな、日本中がバブルで景気が良い時も うちは売上悪かったのは、どして?」

貧乏人のおぼっちゃん:「ほんなんオレに聞かれても 知らんわ」

私:「貧乏神の反対って何か知ってるん?」

貧乏人のおぼっちゃん:「さぁ 何だろう?」

店主が福の神の存在を知らないようでは、この店も終わりかも? coldsweats01

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(48)ご挨拶

「ねえちゃんってスゴイんじょ。家の前を歩いてる人 みんなにちゃんと挨拶するんよ。」って下の子どもが教えてくれた。上の子どもにそのことを尋ねると「挨拶するのは、当たり前。店に来てくれてるお客さんだったら挨拶しなかったら、失礼だから。家の前を通る人には、笑顔で挨拶することにしている」とのこと。

「ほぉ~。偉い、りっぱやなぁ」と貧乏人のおぼっちゃん。私は店に来てくれているお客さんの顔と名前はちゃんと覚えているけど、おぼっちゃんは、全然知らない。覚えようともしていない。それでいて いつも下を向いて魚をさばいているので、わからないと言い訳をする。企業努力を全くしない男である。

上の子どもに言わせたら「おっさんは、魚としか目を合わせてないもんな」

素晴らしい洞察力であるscissors

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(47)卒業式キライ

2月に入ると学校は卒業式の練習に突入していく。子どもの卒業式に参列して驚くことは、式が何10年も前の自分の頃と代わり映えのしないことだ。あいかわらず、つまらない。そのうえ広~い体育館での寒さは本当に体に応える。私は、卒業式が嫌いである。

同じように貧乏人のおぼっちゃんも卒業式が大嫌いである。

理由は・・・・

小学校の卒業式の練習で「蛍の光」を歌っていた時のこと。(おぼっちゃんに聞くと何の歌を歌っていたか覚えていない。おぼっちゃんは幼稚園、小学生、中学生の時 何組だったとか、先生の名前とか授業のこととか覚えていない。何を聞いても見事なぐらい覚えていない。だから私の想像で、たぶん蛍の光だろうと書いた。)

他の生徒と同じ大きさの声で普通に歌っていたのに突然先生に「○○君 声を小さくして」と注意されたらしい。おぼっちゃんの現在の言い分は、【子供が真面目に歌ってやいようのに、それを歌うなと言うのは、先生としてけしからん。失礼な先生じゃ。】で、それ以後学校の音楽の時間もダイキライになったらしい。【あの時 先生に注意されんかったら、音楽が好きでミュージシャンになっていたかもしれないのに。オレの将来の芽を先生に摘まれた】だって。

おぼっちゃんは、ジャズやロック、パンクが好きなんだけど 口ずさんでるのを聞くと今ひとつ。やっぱり幼少期のトラウマからかなぁ?

でも不思議なことに 演歌を歌わすと上手いのよ。(~_~;)

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(46)お手伝い

最近親を亡くしてその後の手続きに走り回っている私の友人がいる。銀行の後始末や役所関係への書類の提出、遺産相続等することが山のようにあり、純粋に悲しむには まだまだのようだ。

実はその友人、貧乏人のおぼっちゃんに性格が似ているので1人で用事を次々こなすことが出来ない。見ていてイライラするので私に出来ることは、極力手伝うことにしている。おぼっちゃんの場合、おぼっちゃんが しなければいけない事は、当然全部私がやった。

友人は、「私は、あなたに言われた通り役場に行って書類を取ってこれるよ。おたくのおぼっちゃんよりは、私のほうが、出来がいいよ」と言った。そのことを おぼっちゃんに伝えると、

「オレは、他人に希望を与えているんやなあ、オレってすごいなぁ」と威張っていた。

あいかわらず、なぜかものすごい自信である。何に対しての自信か私には理解できないので、私はそのことについて極力考えないようにしている。

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(45)保険

自動車損害保険の書き換えが来るたびに私は、不機嫌になる。原因は、もちろん貧乏人のおぼっちゃんである。割引が効くように家の自動車保険の名義はおぼっちゃん1本にしてある。更新期間が5年の免許証なら、さらに割引ができるのに、おぼっちゃんは小さな違反をしてゴールド免許になったことがない。これが私の不機嫌の元である。入ってくるお金が少ないのだから、出ていくお金を抑えるしかないのに、くやしい~~。

小さな違反とは・・・・

・アウトレットのお店やキズありで安いお店に50ccの原付で服を買いに出かけて 停止線で一時停止を無視して7000円の罰金。ちなみに服の代金は5枚買って1500円

・シートベルトを着用していなくて、信号待ちで停まった所が交番の前で、即 見つかり減点

・50ccの原付に乗ってブックオフへ行く途中、一方通行の道を気付かずに進入し、罰金8000円

安いものを買いに出掛けたはずが、結局は いつも以上に高い服や本代になってしまった・・・・ばっかみたい (`^´)

あ~あ そして今年も高い保険代を支払うことになる・・・

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