(125)ポルトガル

最近ヨーロッパ特にポルトガルが、日本人が訪れる観光地として人気が出ているらしい。理由は経済成長が止まりゆっくり滅びていく風情が日本人の哀愁を誘うから・・・とのこと。

そこで、貧乏人のおぼっちゃんの言ったこと、
「うちの店も ゆっくり滅びていったらいいんやなぁ。あくせく売上を伸ばそうとせんと。の~んびり いこう」

私、
「え~~~。これ以上 のんびりして、どうするん?
大体ヨーロッパも、よそも何度も繁栄したんじょ。繁栄したあとが今で、これから、ゆっくり行くってコトでぇ。 うちは、1っかいも繁栄してないんじょ。底はいよるのに、これからもゆっくり滅びるんを目標とするんやって、おっかしいわ。ゆっくりせんでも、ほろびるわ、ほのうちに・・・・」

おぼっちゃん、
「ほうかぁ・・・・・。ということは、オレの店は環境問題のことを考えて、利益を追い求めず・・・すでに最先端の考えかぁ・・・これで、ええんやなぁ」

違う、絶対違うと私は思う。

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(124)励まし

知り合いが、お家を新築することになった。さんというその人は、育ちのよい とってもかわいらしい奥様で、ぽわ~~んとした感じで生きている。

さんは、友人に大阪のPL学園の近くで行われる花火見物に誘われたらしい。お連れ合いに花火に行きたいと言うと、お連れ合いは「頼むから、そんな日に出かけるのは やめてほしい」と願いは却下されたようだ。当たり前だ! その日は、さんの古い家を壊す日になっているのだ。「その日ぐらいは、家に居て欲しい」と再度お連れ合いに言われたみたいである。

このことを貧乏人のおぼっちゃんに話すと、
「やるなぁ、奥さん。すごい!!」と、奥さんを褒め称えた。が、そのあと「けど、引越しとか家壊す日に、いないのはマズイなぁ」と付け加えた。

「えっ?」私はすぐに「人様のこと言えんと思うけど・・・ おたくは、引越しの当日、どこ行ってた?」とおぼっちゃんに質問した。

おぼっちゃんは、「へへへ、サッカーの試合」と笑いながら言った。

思い出しても腹が立つ。私は、引越しの当日トンズラした 主のいない荷物を延々と運んだのだ。引越しの役に立たない年寄りと子どもの世話をしながら・・・

おぼっちゃんは、言う。
「だから、奥さんに引越しの当日に居なかったこんな人もおるよ。ダンナさんに注意されたことを気に病むなと励ましてあげれるんは、オレだけじゃあ」と。

もう、訳わからん・・・

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(123)May I ~

"May I take your picture with me? "

これは、 貧乏人のおぼっちゃんが言える唯一の英文のフレーズだ。

今を遡ること40年前、おぼっちゃんが高校生だった頃。
修学旅行で日光 華厳の滝に行った時、カナダから来たキレイな若い女の子が居たそうだ。
自分の住んでいる田舎では外国人に出会うことは珍しく、まして同年齢ぐらいの女の子など見たこともないおぼっちゃん。
すぐに、ESS部(学校のサークル・部活動の英会話部、英語研究会など (English Study Society, English Speaking Society) の略称。) に所属していた同級生に「一緒に写真を撮って欲しいって英語で何て言うか教えろ」と言って、聞き出したのが この"May I take your picture with me? "なのだ。

16、7歳の男の子が、外国人の女の子と写真を撮りたいと思えば、今までどんなに勉強しても覚えられない英文を一瞬で覚えることができるようだ。邪まな気持ちって本当にすごいんだなあって思う。

最近は、今言ったことでも忘れるおぼっちゃんなのに、このフレーズだけは、いつでも水が流れるように滑らかに口から出てくる。不思議なものだ。どうせなら、もっと役に立つ英文を覚えておけばよいのにと私は思う。

しかし、人間長く生きていると たまに予想外のことにも巡り合うようだ。3週間前U.S.Aカリフォルニアの女子高生が、知り合いに連れられて家に来たのだ。
おぼっちゃんは、得意技のHiとO.Kを駆使し、私と子どもは、カタコトの英語で会話を楽しんだ。そして、一緒に写真を撮る事になった。

なんと、出番が・・・・・やってきた。

おぼっちゃんのワンフレーズが40年の時を越え、再度まさかの女子高生に使うことになるとは・・・・

おぼっっちゃんは、笑顔で彼女に、
"May I take your picture with me? " と話しかけた。scissors

その後 おぼっちゃんは、「まだ錆びてないなぁ、 オレの頭。」と、私には到底理解できない自慢を口にしていた。

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(122)夕張ふさい~♪

貧乏人のおぼっちゃんが、ちょっと前に「ゆうばりふさいって 知っとうかぁ? 気持ち悪いイラストで カンヌの広告の賞とったんやって」と言っていた。

今日、それを私は見た。
財政破綻した北海道名張市のPRキャラクター「夕張夫妻(ゆうばりふさい)」が、世界最大級の広告の祭典「カンヌ国際広告祭」プロモーション部門で最高賞のグランプリを獲得。夕張夫妻は、名張市が多額の負債(ふさい)を抱えているので、負債と夫妻をかけたて、お父さんが「倒産」を、お母さんの「まっ母さん」が「赤字」を表す自虐的キャラクター。

すごいものが、世の中に出ているんだなあと笑った。
おぼっちゃんが、「うちと一緒のことが書いてある」と言っていたキャッチコピーもポスターに書かれていた。

見てびっくり!

「金はないけど愛はある!」だって。

残念ながら おぼっちゃん。

気付いていないようだから言うけど、うちには、金もないけど愛もないよ。smile

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(121)軽い・・2

最近、貧乏人のおぼっちゃんは、自分のことを「軽いボケやけん」と言うのがお気に入りのようだ。

「机の上、拭いてからお茶碗を並べてよ。」と、いつも私が言っているのに、おぼっちゃんは、拭かずに並べたり、野菜を切ったまな板を洗わなかったり、排水溝の掃除をしなかったりと、小ずるいことを私が見ていないと平気でするのだ。

「あっ、今 洗わずに置いただろう?」と、私が指摘すると以前なら「今、しようと思ったのに。」と言っていたのが、「軽いボケやけん、気にせんといて。」に、変わった。もう毎日、軽いボケの連発である。
こうも回数が多いと、軽いどころでないと思うのだけど・・・?

どっちにしても私は、この一言で物事を済まそうとするおぼっちゃんの根性が、気に入らない。

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(120)リーマンの悲劇

私の知り合いが、自分に内緒で連れ合いとその親とで株を買ったり土地を買ったりしていることがわかったと激怒していた。何故わかったかと言うと、株の暴落で損失が出て証券会社の人が電話をしてきたかららしい。リーマンブラザーズの経営破綻が、こんなところにまで影響を与えるなんて、罪なことをしたもんだと思う。

店で仕事をしながら貧乏人のおぼっちゃんに、このことを話すと、「大変やなあ・・リーマンのせいで。オレは、内緒にしてることなんか 何にもないけん安心してよ。」と言った。
おぼっちゃんが、得意げに言うので、私は、

「内緒がないんじゃなくてアンタは、かいしょ(甲斐性)が、ないんだろう」と応えた。

おぼっちゃんは、

「ええ返しするなぁ。 ピカイチやなあ。」

と、甲斐性がないと指摘されたことなど頭にないようだ。

違う日に、おぼっちゃんは自分のことを、
「こんな エエ人は、おらん。大船に乗った気でいたらいい。」と
寝ぼけたことを言っていた。

私の返しは、「大舟じゃなくて、泥舟だろ。ほのうち、跡形もなく沈むわ。」だった。

もちろん、おぼっちゃんは、「ええ、ツッコミじゃあ。」

・・・あいかわらず、どうしようもない・・・

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(119)南アフリカ2

貧乏人のおぼっちゃんが、国際交流協会のサッカークラブに参加していた頃に、南アフリカ共和国の人と仲良くなった。おぼっちゃんは、英語の文章を話せなくても、サッカー選手やミュージシャンの名前を口に出してgood ! とかOh! famous player !とか言ってコミュニケーションをとっていた。

でも、よく聞いていると 自分の好きな人のことばかり話題に出して、相手が訊ねることには、I don'tn know .と即答していたように思う。

南アフリカの人と友人になれたのは、サッカーをしていたのとおぼっちゃんの好きな音楽やミュージシャンを彼も好きだったからだ。

おぼっちゃんは、すごく うれしそうに、「オレとレコードの趣味が一緒の人が、おったわ。びっくりするわぁ。オレの好きな音楽はマイナーやけん、誰にも分からんと思ってたのに、おったわぁ・・・それも、世界の果てに、 長いこと生きとったら何が起こるかわからんなぁ。すごいなぁ・・」と、私に話した。

Reed

Television  Vega

私は、思う。

いろんな意味で、おぼっちゃんと話が出来る人は、やっぱり地球の反対側にでも行かないと居ないんだろうなあ、と。

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(118)青年実業家

私が今日、お得意様のところに配達に行ったときのコト。

代金を頂く時に、奥様が、「財布どこ~。お金どこ~」と、お連れ合いに声をかけた。
お連れ合いは、「一生、お金には困らんようにしてるだろう。」と冗談交じりに返事をした。(きっと、ご本人は、本気だとコメントすると思うが・・)

おぉぉぉ~
こんな言葉、生まれてから今まで聞いたことない・・・
私は、何故かすごく感激した。

帰ってさっそくこのことを貧乏人のおぼっちゃんに伝えた。
おぼっちゃんは、
「おぉ~、すごいなぁ~。オレもその言葉、言ってみたいなあ。言うたら、きっと蹴まくられるだろうなぁぁぁ。ははは。一生、言えん言葉やなあ。ひろし君ごりっぱ!さすが青年実業家!」

こんな調子である。
オレもがんばろうなんて、絶対に思わないらしい。
哀しいかな、こういうボーとした連れ合いからは、力強い言葉など死ぬまで望めないだろうなぁ。

まっ、いいけどね。

snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail snail

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(117)足の裏2

貧乏人のおぼっちゃん、猫が相当好きになってきている。

1人でテレビを見ている時でも、猫が出ている番組を選んで、「かわいいなあ。猫ってこんなんかぁ。おもしろいなぁ。」と見入っている。この間は、「猫の島で有名な田代島がテレビであるぞぉ。」と教えてくれた。本当に少し前まで、猫や犬には何の感情も持たなかったのに・・・実に不思議・・・

今度、猫の絵を描いてみたいとも言い出したほど。。。cat

おぼっちゃんが、いつものように本題のわからないニュースを教えてくれる。今日は、猫カフェのことだった。

「30分ごとに追加料金が500円要るんやって。けど、猫を部屋の中に閉じ込めてかわいそうに。で、透明のプラスティックの天井みたいなトコ歩かせて、肉牛を見て楽しむんやって。」

「ハァ~。どうやったら牛が天井あるけるん? この前 教えたでぇ・・・にくきゅう(肉球)って言うんじょ!!」

「あっ、そうか。 まぁ、いいでぇ。似たようなもんでぇ。」と、おぼっちゃん。

牛と猫が似てるかぁぁぁ?

おぼっちゃん、
人様の前では、まだまだ猫好きということを黙っていた方が 良さそうである。

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(116)南アフリカ

来年サッカーのワールドカップが南アフリカ共和国で開かれるため、テレビや新聞で南アフリカの話題を最近よく目にするようになった。

貧乏人のおぼっちゃんが、「南アフリカのこと、テレビで言よったぞ。世界中から お客さんが来るからレストランの人が、ワインの勉強をしよんやって。あれ、あれ、ワインの説明したり匂ったりする人の勉強。」

私は、おぼっちゃんがソムリエかコンセイエのことを言っているのだろうと思ったが、何て言うか待ってみた。

「あれ、あれ、ワインの説明する人よ、え~っと ワインセラーって言うんかな?」

はっ?

子どもが間髪をいれずに、

「バッカちゃうん。ほれは、ワイン入れるものでぇ。」

あいかわらず おぼっちゃんは、カタカナの言葉を覚えられないし、ニュースの内容もきちんと伝えたためしがない。それなのに、「あのニュース知っとうか? あれは・・・・」と今日も繰り返す。

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